2016年10月11日火曜日

母校で講演

久しぶりの投稿になってしまいました。

先日、30年ぶりに母校の土を踏みました。
関西学院大学院の経営戦略科同窓会での講演が目的でした。



決して模範的な学生ではなかったのに、母校での講演に呼ばれるとは嬉しい驚きでした。

高校から大学の9年間、自分の思う様な結果が出せなかった。。

その「やり残し感」から米国に遊学したり、親の臑をかじっては
大人の世界に首を突っ込み、がむしゃらにSOMETHINGを探し求めていました。

これが今の私の原点です。

参加者はOB・OGと経営戦略を研究する大学院生の皆さんばかりでなく、
院長や偉い教授先生方までもが来られていました。

優秀な皆さんを前にして、私は何を伝られるのか?

素直に、私がその後の人生で得た事実だけを話すしかない。

講演が終わっての懇親会。
もう一人の講演者である神戸新聞の方と話しました。

私の事業が羽ばたくきっかけになったのは神戸新聞の一面記事だったことを。

「ジュース一杯アマゾン再生」

あの記事がなかったら日本にアサイーが広がっていなかったかもしれません。


2016年7月20日水曜日

極秘プロジェクト!?

トメアス滞在中です。

さて、これは一体なんでしょう?

アサイーに寄り添うように、アンテナが乾季のアマゾンの空にそびえ立っています。


これぞアグロフォレストリーをICTでスマート化しようという夢のプロジェクトの様子です。

現地パートナーの息子もデータ収集に余念がありません。



アグロフォレストリーは複数の多様性産物を同時管理せねばなりませんが、
各生産者の長年の勘と職人技に頼られるため後継者を育てるのが大変です。

そこで発案したのがIT技術の導入によるスマート化作戦!

天候、温度、湿度、土壌栄養の情報などをドローンの空撮映像と組み合わせ、
データ化して最適な条件をプログラム化するのです。

今後、後継者問題だけでなく生産性の向上や、規模の拡大に大きく貢献するでしょう。


森林農業を世界中に広げるために必要な技術革新なのです!


                       *すくすく育ったマホガニー



いわば車の両輪とも言えるジュース工場も年々拡張し、生産量が増えています。



   そして工場の壁には、我らの誇り『川澄のメッセージ』が飾られています。



                   嬉しいことですね。

2016年7月13日水曜日

半生を考える

6日に誕生日を迎えました。

マラソンで言えば折り返しポイントを過ぎて、後半戦をうまく戦えるか、想い通りのゴールが切れるかどうかを決める正念場というところ。

漠然と「畳の上では死ねない!」と思い描いたこれまでの半生。
いい機会なので思い起こしてみます。

自分>他人

小さい頃から感受性と正義感だけは強く、一方でエリートは大の苦手だった。
偉い人が作る一方的なルールは無性に嫌い=従いたくない。
いわゆる「純粋でへそ曲がり?」なところがありました。

自分らしさやオリジナリティを強く求めて、色んな衝突も。。
親や友達、先生や先輩。。皆さんに迷惑をかけました。
この場をお借りしてお詫びします。

でもそれをエネルギーにしていたといいますか。。そんな20代だったように思います。

佐野元春の「SOMEDAY」。
特に〜手おくれと言われても 口笛で答えていたあの頃〜というフレーズが好きで、
いつも口ずさんでいたなぁ。

反骨まではいかないけど、正しい事なのに世間体を気にしてできない!的な
風潮やベルトコンベヤー型の人生は送りたくないと。

心はあの頃のまま、気がつけば体は55歳に。

自分≦他人

自分の理想に生きてきたつもりが、30代に稲盛さんの利他心に心動かされ、
自分の中にも「人の為に役立つエネルギー」があることに気付きはじめました。

ある事件が人生の転機を作りました。
前職で出張中、アマゾンの財産を盗んだ日本人!と大騒ぎになったのです。
アマゾンのど真ん中でまさに孤立無援状態。

そんな私を救ってくれたのがトメアス日系コミュニティーの人々でした。
何の利益も無いばかりか、私をかばう事は自分たちが糾弾されるリスクが大きいなかで、
ブラジル社会を敵に回して戦ってくれました。

日本人として入植し、80年近い苦闘の末にやっと手に入れた信用を失いかねないにも拘らず。

この異次元体験で今までに無い大きなエネルギーを感じました。
苦労した人こそ優しくなれることも彼らから学びました。

「SOMEDAY」と思い描いた社会に、地球の裏側で出会うとは。。運命かもしれません。

そんな彼らが創り上げたアグロフォレストリーを発展させる会社を創ろう!
・・・と思い立ったが吉日。40歳になっていました。

自分<社会

あれから10年。
がむしゃらに働き、多くの支援者に支えられ、まずはアマゾンフルーツ、アサイーが有名になり、
上場も出来ました。

少しはトメアス社会に恩返しが出来たかと思うのもつかの間、右肩上がりの業績が一転、
市場の減速と原価の高騰で苦戦を強いられています。
しかしこれは成長過程で必ず通る踊り場なので乗り越えるしかないのです。

アグロフォレストリーの中でもアマゾンフルーツのマーケティングは全て市場開拓型のため、
直営店やブランドマーケティングを駆使して自ら市場を創出していきます。
クプアスやピタヤなど、他のフルーツも徐々に手応えを感じるように成長してきました。

一方でカカオが大手チョコレート会社に採用されました。
森を作るアグロフォレストリーの付加価値が一般商品で認められたことは大きな成果です。
今後この分野を大きく発展させたいと思います。

自分から離れ、他人、そして社会に働きかけていく事は、
それだけ厳しい競争や批判にもさらされなければならないという事を実感しています。
ましてや社会の公器としての責任があります。

ここからの10年は理想と現実のギャップを埋める大切な時間。
世界中にアグロフォレストリー商品が広がる日まで、後半戦の挑戦です。