2015年11月21日土曜日

フルッタフルッタ13周年

今日は13年目の創立記念日です。

当日は土曜日なので、平日のうちに社内で創立祝いをしました。

恒例となった集合写真も、
年々人数が多くなるのでレンズに納まるのも一苦労です。

「もっと寄って寄って!」
「◯◯さん見えてないですよー!」
「はい!右が1で左が3!」

そして我が社のかけ声は?

「アーサーイー!」
パシャッ


社内でのささやかなパーティーとなりましたが、
社員がサプライズで大好きなブラジル料理を作ってくれました。

ブラジルの東北地方の料理。
「モケッカ」(魚介のココナッツミルクシチュー)

これ大好物です!
水を一切入れずに野菜の水分とココナッツミルクだけで、しかも混ぜずに煮るそうです。
魚介の出汁がよく出ていて最高の美味しさでした。


次に「ピロン」という、タピオカ芋の粉でだし汁にとろみをつけた塩味のあんかけですが、
これがモケッカによく合うのです。


そして朝の定番
「タピオキーニャ」!

これはタピオカ芋のでんぷんで作ったもちもちクレープ。
ブラジルの東北〜北の地域でよく食べられている屋台フードです。
タピオカで作ったグルテンフリーのクレープに、練乳とココナッツミルクなどの甘い具や、
チーズやハムなどを挟んで食べます。

3年前、アサイーカフェヒカリエ店をオープンした際にメニューの中にあったのですが、
焼ける人が限られているので今や幻のメニュー!?


ちなみに前回は現地のアサイーの食べ方体験会と銘打って
フェジョン(豆の煮込み)やシャルキ(干し肉)、カルニ アッサーダ(ステーキ)、
ヴィナグレッチ(野菜のビネガーソース)を作ってくれました。


もうレストラン並みですね。

まだブラジルに行ったことがない社員も多いので良い機会になりました


さて、一貫して新市場を作ってきた当社にとって今年は試練の年となりました。

皆様にはご心配をおかけして申し訳ありません。

しかし!!

この13年間、パイオニアとして幾多の試練を経験し、それをバネに成長してこられたのです。

逆境の時こそ飛躍のチャンスであり、大きなエネルギーを生み出す事を私は知っています。

やるぞー!

このメンバーの、さらなる成長にご注目下さい。

2015年11月10日火曜日

アレックスのレストラン D.O.M

サンパウロでの出来事。

友人のアンジェラさんが空港まで迎えに来てくれました。
目的は世界4位のブラジル人シェフ、Alex Atalaさんとお会いすること。
彼のドキュメンタリー取材が長引いて、その晩は彼のレストランD.O.Mで食事することに。






   サンパウロの青山とでも言うべき高級店が並ぶエリアにお店はありました。   

   アレックスのお店の特徴はアマゾン食材をふんだんに使ったブラジル創作料理。



パルミット(ヤシの新芽)にスピルリナをアレンジ。これぞアマゾンスーパーフード!



イカの中にカシューの実が詰まっていますが、この組み合わせ凄いとしか言えません。
とろける美味しさです。

魚の王様、ピラルクをトゥクピー(キャッサバ芋の搾り汁を発酵させた出汁)に浸した逸品。
アマゾン料理は食べ慣れているはずですが、彼の手にかかるとさらに洗練されて
まるで割烹料理のようになってしまうから不思議です。


        蟻(銀箔)がお菓子のトッピングに。このお店の名物です。

 とても全部の料理を紹介できませんがどのお皿も独創的、絶品でかつヘルシーなのが特徴。



食後にチーフシェフのマリアさんがキッチン内を案内してくれました。

いかにアレックスがインディオをリスペクトしているか!

そして翌日ついに撮影最終日のアレックスと面会できました。



親のおかげで子供の頃からアマゾン川で釣りをしていたと話してくれました。
その時の経験から料理を通してアマゾンの環境を守りたいと思い、今のスタイルを築いてきたそうです。

アマゾンをサポートする仕事に誇りを持つ姿が印象的でした。
こんなに有名で超多忙にも関わらず、偉そうなところは一切なく、気さくで明るく、そしてとても心優しく気配りをなさるお人柄です。

撮影現場から何度もメールをくれて我々を気遣っていただきました。
これが彼を一流にしたんだなと納得しました。



忙しい時間を割いて付き合ってくれたアレックス、紹介してくれたアンジェラに
感謝したいと思います。



2015年11月9日月曜日

秋篠宮ご夫妻ベレンご訪問 アサイーをご試食

ブラジルに着いてからあれよあれよと過ごしているうちにあっという間に出国です。

ベレンでは、私は祭りが過ぎ去った後の到着でしたが、歴史的な出来事がありました。

今年の日本ブラジル国交120周年を記念して秋篠宮ご夫妻がブラジル各都市を歴訪されていますが、なんとベレンにもご訪問されたのです。
当初はトメアスにも行かれるという噂もありましたが、時間の制約上実現されなかったとか。
ぜひとも行ってアグロフォレストリーをご覧いただきたかったところですが。

私が空港に着いたのはちょうどご夫妻がベレンを発たれた後で、空港に迎えに来てくれた駐在員が興奮気味に報告してくれました。

パラ州の日系団体や日本企業との懇談会が催され、フルッタフルッタの代表者として駐在員が殿下との接見をしたところ、殿下が「アサイーは娘達(眞子様、佳子様)から、美容や健康に良い人気のものだということでよく聞いています」と仰られたそうです。

その瞬間の、駐在員が鼻を膨らませた顔を容易に想像できましたが、今やアサイーの名が皇室にも届くようになったのだなぁとしみじみしました。

さらにその後の晩餐会では、殿下のご挨拶の中で「環境に優しい農法としてアグロフォレストリーによって栽培されているアサイーやカカオが日本の市場にも届いており、日本とパラ州をつないでいる」とのご発言もあったそうです。

ご滞在中にCAMTAのジャム製品も召し上がられ、大変気に入ったので持ち帰りたいとのご要望もあったとか。
どの味が気に入られたのか、気になりますね。
アサイー、クプアス、グァバ、マラクジャの4種類がありますが、私のお気に入りはクプアスです。




駐在員が地元紙に出ていた記事を見せてくれました。
これはベレンの旧市街にあるヴェロペーゾ市場のアサイー屋台ですね。
殿下が器に並々と入ったアサイーを興味深げにデジカメで撮影されています。
帰国されたら、お嬢様達に現地のアサイーはこんなだったよ、とお話される様子が目に浮かぶようです。