2016年12月8日木曜日

40代でアルツハイマー病対策スタート。アサイーとフコキサンチンの力。

先月22日に、ファイトロックスと共同開発したアサイーとフコキサンチンの混合原料についてと、
千葉大学と共同研究を行っているアルツハイマー予防効果に関する研究発表を行いました。




発表会の主催は医学博士の白澤卓二先生が率いる白澤抗加齢医学研究所です。
私は発起人として挨拶だけをさせてもらいました。
今回のフルッタフルッタ代表は、当社初の外国人社員であるペルー人のマリオです。

ブラジル大使館のコヘーア大使も来賓として駆けつけてくださいました。
我々の取組を心から応援してくれ、スピーチをお願いすると、いつもアグロフォレストリーとフルッタフルッタのことをまるで自分のことのように語ってくれる熱いジェントルマンです。



白澤先生は、医学博士でありながら対処療法的な現代医療に異論を唱え、人間が心身ともに健やかな健康寿命を維持するために、食や運動を通して人間が本来持つ生命力を引き出す医療を目指している勇気ある革命家のような方です。 

薬の代わりに天然素材を使った代替医療を実践されており、抗加齢医学、特にアルツハイマー予防の専門家です。

出会いは先生がアサイーの機能性に関心を持たれてご来社された事がきっかけですが、スーパーフードが予防医学に繋がるという我々の考え方やアグロフォレストリーの多様性が腸内フローラに共通すると仰られ、意気投合したことで1年前から共同研究プロジェクトがスタートしました。

その後、自身も難病と戦った経験から研究者となり、ワカメや昆布などの褐藻類に含まれるフコキサンチンの驚くべき機能性に着目し、世界で初めて量産化を成功させたファイトロックス社の伊藤社長との出会いがあり、プロジェクトに参加してもらう事になりました。

実際の研究は先生のご紹介で千葉大学の清水先生にお願いしました。
研究を始めて驚いた事は、アサイーとフコキサンチンが合剤となることで、アルツハイマー病の原因物質と特定されているアミロイドβタンパクに対して、脳内の蓄積を抑制する程の効力を持っている事がわかったのです。

また、アサイーとフコキサンチンの相性も抜群で、極めて熱に不安定な物性がネックであったフコキサンチンをアサイーが安定化させることもわかりました。(特許申請)

今回はまず第一弾としてこの研究結果を発表したものです。

超高齢化社会が間近に迫った日本では、将来10人に一人がアルツハイマー患者になるという恐ろしい予測データがあります。
その原因物質のアミロイドβタンパクは、発症の20~30年前、つまり40~50代から長い時間をかけて蓄積し続け、徐々に脳の神経細胞を阻害し、60~70代で発症させるというメカニズムも鮮明にわかってきました。
つまり、発症してから進行を遅らせる処置をしても時すでに遅しで、蓄積が始まる40代から予防する対策を取るべきだということです。

世界中で治療薬が開発されているそうですが、現在はまだ有効性が認められるものがないそうです。
また、有効な薬が開発されても、20~30年という長期間で継続的に摂取するにはコスト的に現実的ではないかもしれません。

そのような意味から、白澤先生も清水先生も「食品」であれば日常に取り込めて継続し易いという新たな観点で自然由来の二つの素材に着目されました。

まさに自然が生んだ「山」のアサイーと「海」のフコキサンチンによる食品が、病気を癒す代替治療が実現されるととても画期的だと思います。

アサイーとフコキサンチンの合剤は原料で完成しており、順次紹介を開始する予定です。
そして超高齢化社会に向き合うためには“一般化”させることが重要課題だと考えているので、健康食品に捕らわれず一般的な食品にも取り込まれていくよう働きかけていきたいと思います。

白澤先生は、アサイーには細胞そのものを活性化させる何かがあると直感されており、さらなる研究が進んでいます。

フルッタフルッタも、今後もSUBSTITUTE MEDICINE=代替治療を実現する社会をめざして、アサイーとアマゾンフルーツの機能性を追求していく所存です。

発表内容の詳しくはこちらよりご覧ください。


それから研究発表会後の懇親会では、アサイーがテーマの会に普通のケータリングでは面白くない、というこでお世話になっているファイブミッションさんにアサイーを使った特製フィンガーフードを提供してもらいました。








スタイリッシュ且つ美味しいフードで花を添えてもらい、来場者の皆さんにも喜んでもらえました。

先生方のアルツハイマー予防のお話にどっぷりと浸かり、体に良いものを美味しく食べ、
錆びたり焦げたりせずに年齢を重ねていけることが本当の健康寿命なのだと感じた一日でした。

2016年11月28日月曜日

フルッタフルッタ創立14周年


創立14周年を迎えて


フルッタフルッタは2002年11月21日に

神戸のベンチャー企業として誕生して以来、
アグロフォレストリー産物の事業化に挑戦し続けてきました。

14年間、企業として存続してこれたのはCAMTAとの信頼関係、
社員のたゆまない努力、先進的な消費者、金融機関のサポート
そして株主の皆様の応援があったからです。

また、我々がアグロフォレストリーに出会えたのは、
日本からアマゾンへ渡った日系移民の人々が、命をかけて開拓をした
歴史があってこそのもの。
道を切り開いてくれたアマゾンの先人達にも深く感謝したく思います。

残念ながら現在は株主や金融機関の皆様に満足いただける
結果が出せておらず、ご心配をおかけしています。

アサイーブームの勢いからいつの間にかメタボ体質になっていたことを反省し、
現在、事業形態や管理体制、組織を含め、
全社態勢で体質改善に取り組んでいるところです。

最近の嬉しいニュースは、マジョリティ―向けに開発した商品
『デザートソース アサイー』が、ルート営業チームの努力によって
全国のイトーヨーカ堂で導入してもらえたことです。
現在、ヨーグルトコーナーに陳列されています。

映画「マイ・インターン」に感化されて導入した特注の鐘。
早速担当の若手営業が鳴らしてくれました。




彼↓はチームのボスで、店頭プロモーションに立つとみるみるうちに
お客さんを寄せ集めるという不思議な声の持ち主。


何か良いことがあったらカーン!と鐘が鳴る、
活気のあるオフィスにしていきたいです。

更に嬉しかったことをもう一つ。
今年は創業以来初となる女子社員の産休取得があり、
先日赤ん坊を連れてきてくれました。
孫を抱く気分とはこういうものか・・




また一方で、未来のための種まきも積極的に行っています。
最近では千葉大学との共同研究ファイトロックス社との共同特許出願など、
アサイーの機能性を社会に活かすための取組を始めています。

近しい将来に、豊かな果実を実らせていきたいです。

私には、アグロフォレストリーを世界中に広めるという夢があります。

アサイーやアマゾンフルーツは人々にアマゾンの素晴らしさを知ってもらうための
きっかけであり、アマゾンを維持し共存共栄していくためには
アグロフォレストリーが欠かせないと考えています。

夢は実現させるためにあるのです。
フルッタフルッタ一同、ベクトルを合わせて歩んでいきます。

                       2016年11月21日
                       代表取締役 長澤 誠

~追伸~

社内で行った創立祝い
ケーキにはポルトガル語で「おめでとう14周年」と書かれていました。


女子社員が作ってくれた塩豚とサラダ。
取引先からいただいた無農薬栽培のネギとパクチーが盛られています。
塩豚は、彼女の育ちが良いせいか厚切りの数量限定で争奪戦でした。



これも頂き物のネギと里芋で作られた山形の芋煮鍋。
写真を撮るのを忘れていたらあっという間に減っていました!


新鮮で美味しい野菜を提供してくれたB社の鈴木社長に感謝!

ちなみに創立記念日当日は、昼メシに出る時間がなく社員にお弁当を買ってきてもらったところ
創立祝いということでパクチー山盛りで出してくれました。
私は自他ともに認めるパクチー好き。パク男です。

2016年10月11日火曜日

母校で講演

久しぶりの投稿になってしまいました。

先日、30年ぶりに母校の土を踏みました。
関西学院大学院の経営戦略科同窓会での講演が目的でした。



決して模範的な学生ではなかったのに、母校での講演に呼ばれるとは嬉しい驚きでした。

高校から大学の9年間、自分の思う様な結果が出せなかった。。

その「やり残し感」から米国に遊学したり、親の臑をかじっては
大人の世界に首を突っ込み、がむしゃらにSOMETHINGを探し求めていました。

これが今の私の原点です。

参加者はOB・OGと経営戦略を研究する大学院生の皆さんばかりでなく、
院長や偉い教授先生方までもが来られていました。

優秀な皆さんを前にして、私は何を伝られるのか?

素直に、私がその後の人生で得た事実だけを話すしかない。

講演が終わっての懇親会。
もう一人の講演者である神戸新聞の方と話しました。

私の事業が羽ばたくきっかけになったのは神戸新聞の一面記事だったことを。

「ジュース一杯アマゾン再生」

あの記事がなかったら日本にアサイーが広がっていなかったかもしれません。


2016年7月20日水曜日

極秘プロジェクト!?

トメアス滞在中です。

さて、これは一体なんでしょう?

アサイーに寄り添うように、アンテナが乾季のアマゾンの空にそびえ立っています。


これぞアグロフォレストリーをICTでスマート化しようという夢のプロジェクトの様子です。

現地パートナーの息子もデータ収集に余念がありません。



アグロフォレストリーは複数の多様性産物を同時管理せねばなりませんが、
各生産者の長年の勘と職人技に頼られるため後継者を育てるのが大変です。

そこで発案したのがIT技術の導入によるスマート化作戦!

天候、温度、湿度、土壌栄養の情報などをドローンの空撮映像と組み合わせ、
データ化して最適な条件をプログラム化するのです。

今後、後継者問題だけでなく生産性の向上や、規模の拡大に大きく貢献するでしょう。


森林農業を世界中に広げるために必要な技術革新なのです!


                       *すくすく育ったマホガニー



いわば車の両輪とも言えるジュース工場も年々拡張し、生産量が増えています。



   そして工場の壁には、我らの誇り『川澄のメッセージ』が飾られています。



                   嬉しいことですね。

2016年7月13日水曜日

半生を考える

6日に誕生日を迎えました。

マラソンで言えば折り返しポイントを過ぎて、後半戦をうまく戦えるか、想い通りのゴールが切れるかどうかを決める正念場というところ。

漠然と「畳の上では死ねない!」と思い描いたこれまでの半生。
いい機会なので思い起こしてみます。

自分>他人

小さい頃から感受性と正義感だけは強く、一方でエリートは大の苦手だった。
偉い人が作る一方的なルールは無性に嫌い=従いたくない。
いわゆる「純粋でへそ曲がり?」なところがありました。

自分らしさやオリジナリティを強く求めて、色んな衝突も。。
親や友達、先生や先輩。。皆さんに迷惑をかけました。
この場をお借りしてお詫びします。

でもそれをエネルギーにしていたといいますか。。そんな20代だったように思います。

佐野元春の「SOMEDAY」。
特に〜手おくれと言われても 口笛で答えていたあの頃〜というフレーズが好きで、
いつも口ずさんでいたなぁ。

反骨まではいかないけど、正しい事なのに世間体を気にしてできない!的な
風潮やベルトコンベヤー型の人生は送りたくないと。

心はあの頃のまま、気がつけば体は55歳に。

自分≦他人

自分の理想に生きてきたつもりが、30代に稲盛さんの利他心に心動かされ、
自分の中にも「人の為に役立つエネルギー」があることに気付きはじめました。

ある事件が人生の転機を作りました。
前職で出張中、アマゾンの財産を盗んだ日本人!と大騒ぎになったのです。
アマゾンのど真ん中でまさに孤立無援状態。

そんな私を救ってくれたのがトメアス日系コミュニティーの人々でした。
何の利益も無いばかりか、私をかばう事は自分たちが糾弾されるリスクが大きいなかで、
ブラジル社会を敵に回して戦ってくれました。

日本人として入植し、80年近い苦闘の末にやっと手に入れた信用を失いかねないにも拘らず。

この異次元体験で今までに無い大きなエネルギーを感じました。
苦労した人こそ優しくなれることも彼らから学びました。

「SOMEDAY」と思い描いた社会に、地球の裏側で出会うとは。。運命かもしれません。

そんな彼らが創り上げたアグロフォレストリーを発展させる会社を創ろう!
・・・と思い立ったが吉日。40歳になっていました。

自分<社会

あれから10年。
がむしゃらに働き、多くの支援者に支えられ、まずはアマゾンフルーツ、アサイーが有名になり、
上場も出来ました。

少しはトメアス社会に恩返しが出来たかと思うのもつかの間、右肩上がりの業績が一転、
市場の減速と原価の高騰で苦戦を強いられています。
しかしこれは成長過程で必ず通る踊り場なので乗り越えるしかないのです。

アグロフォレストリーの中でもアマゾンフルーツのマーケティングは全て市場開拓型のため、
直営店やブランドマーケティングを駆使して自ら市場を創出していきます。
クプアスやピタヤなど、他のフルーツも徐々に手応えを感じるように成長してきました。

一方でカカオが大手チョコレート会社に採用されました。
森を作るアグロフォレストリーの付加価値が一般商品で認められたことは大きな成果です。
今後この分野を大きく発展させたいと思います。

自分から離れ、他人、そして社会に働きかけていく事は、
それだけ厳しい競争や批判にもさらされなければならないという事を実感しています。
ましてや社会の公器としての責任があります。

ここからの10年は理想と現実のギャップを埋める大切な時間。
世界中にアグロフォレストリー商品が広がる日まで、後半戦の挑戦です。







2016年5月23日月曜日

アサイーエナジー10周年




本日、5月23日はアサイーエナジーの誕生10周年です。

砂糖や香料でごまかさない生ジュースをどこでも便利に買えるように、真の「天然のサプリメント」をコンセプトにデビューしたのが2006年。
キャップ付きのボトルに入った、現在でも再販はないのかと問い合わせがくるほど伝説の商品です。

フレッシュさや風味、そして一般的に熱に弱いとされるビタミンが壊れないように加熱しすぎない殺菌にこだわり、通電させて殺菌する「ジュール殺菌」という技術を飲料業界で初めて採用し、無理を言って委託工場に導入してもらいました。

フルッタはジュースバーから始った会社なので企画やマーケティングは自分たちで行いますが、このジュースが誕生したのはフルッタに賛同してくれた当時の工場の皆さんの協力があってこそ実現したものです。

私たちが10周年を迎えられるのはこの方々の協力のお陰です。
本当にありがとうございました。

デビュー以来、当商品は生ジュースと変わらぬ品質が評価され、300円という値段にも関わらずじわじわとファンを広げていきました。

値段は高いものの直営のジュースバーよりかはお得な値段であることや、わざわざお店に行かなくてもスーパーやコンビニで購入できるというメリット、一般的な商品とは中味と濃さが違う生ジュース品質であることを謳いました。
当時飲料は120円~150円でも割高だった時代でしたが、突然300円にもなる商品が誕生したのは業界の中ではとても挑戦的なことでした。

一方で当商品は流通に耐えられる最低限の殺菌しか施してないので冷凍保存が必須であり、倉庫から出荷する時点で解凍をしはじめ、店頭では冷蔵販売という面倒くさい工程が必要でした。

この手法は業界ではフローズンチルド物流と呼ばれ、和洋菓子の分野では一般的でした。
飲料ではおそらく当社が初めてで、画期的なもとのして扱われました。

その後徐々に販路も広がり、販売量が増えた関係で2010年に現在の筒形の容器であるカートカンに変更しました。
殺菌方法も変わりましたが、冷蔵品質、砂糖・香料・着色料・保存料不使用の考え方は今でも継続して貫いています。

このカートカンの工場は当時冷蔵商品は扱っておらず、私たちが理想とするフレッシュジュース品質に近づけてもらうために徹夜の連続で会議やテストを行ったのを昨日のことのように覚えています。



テスト製造の際に夜通しで工場側と折衝する当時の開発、業務のメンバーに「できるまで帰ってくるな!」とゲキを飛ばすなど、フルッタ品質を守るための凄まじい奮闘もありました。

皆の努力の甲斐もあってカートカンの商品が完成したお陰で量産できるようになり、価格も下げる事ができました。

あの当時の商品化に対する情熱は今の苦労とはまた違った、はかり知れないパワーがありました。
工場の皆様の共感と尽力に感謝したく思います。

しかし、何よりもお客様のご支持があってこそ10年間愛飲されてきたのだと思います。

お客様の健康をしっかりとサポートできる程の原料を使用して良い商品を作り続けること。
ごまかさず、当たり前の事を当たり前にするブランド、それがフルッタフルッタです。

カートカンの次はどのように発展していくのでしょうか。
よりフレッシュに、より本物に近づくための企画が進行しています。

未来のフルッタフルッタにご期待下さい。




2016年4月25日月曜日

最後に残るのはブランド

先日、知人との会話の中でハッとさせられたことがありました。

その方は以前省庁が主催するシンポジウムでパネラーを務めた時にご一緒した方で、
仕事を離れて飲みましょう!ということで一席設けました。

そこで突然、

「フルッタフルッタさんは変わらないのがいいですよね。
ほら、アサイードリンクの容器がカートカンを使用していて、それをずっと続けている。
容器を見ていつも関心するんです。」

と言われ、CSR関係のお仕事をされているので着眼点がさすがだと思いましたが、
そうやって評価してくれる人もいることに気づかされました。


カートカンとは、日本の林業衰退を食い止めようと国産の間伐材を30%以上使用した
エコ型紙製飲料缶です。

木を切って林業を振興するとは矛盾を感じるようですが、間伐を促進することで森に光が入り、
間伐材の利益も得られて健康的な森が保たれるという好循環を生み出します。

フルッタフルッタでは2010年にカートカンの利用を始めました。

当時はまだ使用メーカーが少なく、飲料売場でもなかなか見られない容器でした。
あったとしてもリーズナブルな飲料で使われている例が主で、
小売のバイヤーからも250円以上もする商品には適当ではない容器と評価されていました。

ですが、従来のキャップ付きボトルでは300円もしていた商品が、
カートカンに替えることでコストダウンを実現。
それまで導入を踏みとどまっていた小売店から発注をもらえるようになるなど、
徐々に拡販が進んでいきました。

ちょうどアサイーの知名度も上昇傾向にあった時期でもあり、
導入店が増えるにつれ店頭でのカートカン率も伸びていきました。

容器メーカーの中では、不採算事業だったそうですが、
次第に製造数も他社からの採用も増えて工場のラインはフル稼働。
アサイーの製造が危ぶまれるシーンすらありました。

カートカンは一気に売れっ子容器に成長し、
当時の担当営業の方が社長賞を受賞したというエピソードもある程です。

そんなカートカンにまつわる出来事を思い出しながら、
自分達が知らぬ間に忘れかけていた大事なことに気づかされました。


なぜ我々はカートカンを採用し、使い続けるのか?

それは、フルッタフルッタの企業理念が「自然とともに生きる」だからです。

アグロフォレストリーで栽培されたアサイーや他フルーツを一部使用し、
原料と容器の両方で森の再生を手伝っています。

自分達の経済活動が自然と共存できる手法であること。
私の理想とするグリーンエコノミーの世界観です。

もっとスマートで便利な容器は幾らもあれど、森と繋がる容器はこれしかない。
移り変わる流行よりも自分たちの不変の信念を大切にしたい。

それがフルッタフルッタの本当のブランド価値なのだと思います。

私達の取組みをどこかで見てくれている人がいることを知り、勇気が湧きました。


ブランドとは、消費者がその価値を共有したいと思うものでなければなりません。

フルッタ商品を愛用する事でサスティナブルなサードプレイスを感じる事が出来る。

私は、フルッタフルッタをそんなブランドに育てていきたいです。


2016年3月22日火曜日

健康博覧会にスーパーフードで出展

大使館での新商品発表会の翌日から、東京ビッグサイトにて健康博覧会が開催されました。
14日まで海外出張に出ていて、帰国翌日からの連日で時差を感じる暇さえありません。。














また今年も日本スーパーフード協会が主催するシンポジウムにアサイーの代表企業として参加しました。

それにしてもスーパーフード業界の躍進は凄まじく、各企業様の発表によれば、出荷量が昨年比較でスピルリナは26倍、チアシードは2.5倍だったそうです。

アサイーも創業から比較すると100倍ほどになりましたが、緩やかな上昇を続けての100倍なので、ここまで急激な伸びは驚異的だと思います。
アサイーに続いてスーパーフードの市場が成長していくのは本当に嬉しいことですが、市場の需要拡大に供給側の生産現場が混乱する可能性があることを見落としてはなりません。

理事長の勝山さんが良い事を仰っていたのが印象に残っています。
「スーパーフードは社会にとっても良い物でなければならない、そこが機能性食品との違いだ」と。

地球や生産者まで想いをよせるエシカルフードという事でしょうか。

確かに心の満足が何よりの栄養だったりします。
今の消費者は一方的な情報には少々疲れてきたのかもしれませんね。

アサイーは急成長の後の反動もあり一息ついている状態ですが、着実に生活に浸透しており、これからは様々なスーパーフードをブレンドするベース素材としての利用が定着するであろうと考えています。
その意味では青汁に似ていますね。
社内ではアサイーは赤汁だと言ってます。

アサイーチアシードだったり、アサイースーパーグリーン(スピルリナ、ヘンプ、抹茶)オメガミルク(カシュー、クルミ、アーモンド)などの小売商品を発売するのはそういう食シーンを提案する目的なのです。

スーパーフードも時短で美味しく、かつ「本格的」でなきゃ満足してもらえない時代。
フルッタの今年のテーマはアサイーをベース材料にしていかに簡単にメニューが出来るかの提案にありました。

というわけでブースはこんな試食コーナーで賑わいました。

アサイーのフムス(ディップ)


アサイーとチアシードのココナッツミルクぜんざい



フジテレビとNHK-BSが取材に来られました。
フジテレビの方は下記URLで見れます。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00319118.html


メディアが毎日のように宣伝してくれるのは本当にありがたい事ですが、フルッタフルッタはスーパーフードがブームに終わってはいけない!と訴え続けています。

そのためにはいかに生活シーンに浸透させるかが鍵ですね。


2016年3月20日日曜日

2016年春夏新商品発表会

3月15日、メディア向けの春夏商品の発表会を駐日ブラジル大使館で行いました。


アナ・パウラ・コーベ 一等書記官のご挨拶に始まり、日本スーパーフード協会のアカデミー副校長の森さんからピタヤに関する素晴らしいプレゼンテーションも頂きました。

リオオリンピックを目前にした今、アサイーに続くブラジルスーパーフードであるピタヤを紹介する良いチャンスです。

さて現在フルッタアサイー、アマゾンスーパーフード、デイリーフリーという3ブランドで展開しています。

2016年春夏シーズンは、リニューアルも含め10品の新顔がお目見えします。

ではまず、フルッタアサイーシリーズは夏向きのフレーバーが登場。

まずは定番の3商品。

オリジナルはブルーベリーをブレンドして濃厚さを保ちながら夏でも飲みやすく。

ビューティーはマンゴスチン、ライチのトロピカルな香りが素晴らしい仕上がりになりました。

ベーシックは甘味を注目のデーツに変えてより深みが増しました。

さらに新顔の2商品が登場!

アサイーグラノーラはグラノーラと100億個の乳酸菌を加え、朝食に即戦力!
アサイースーパーグリーンはスピルリナや大麦若葉、抹茶にヘンプシード、100億個の乳酸菌を加えて翌朝のすっきり腸内環境のために!

こちらはチアシードをベースとした大好評のアマゾンスーパーフードシリーズ。

アサイーはマキベリーにパッションフルーツを加えて夏向きの味に。

原産地の中南米では顔にパックするほどの美容フルーツピタヤはアセロラを加えてインナービューティーを目指します。

クプアスは夏の定番マンゴーをブレンドしてアマゾンの誇る美味しさを引き立たせました。
これは体験しなきゃわからない美味しさです!!

最後にフルッタ初挑戦のノンアル炭酸飲料です。

100%果汁(スーパーフード+ココウォーター)スパークリング!
「アサイービネガースパークリング」と「ピタヤスパークリング」
ありそうでなかった大人の炭酸飲料の登場です!

それも「お肉に合うノンアル炭酸飲料」です。

ブラジルと言えばシェラスコ。
シュラスコとは、ブラジリアン・バーベキュー(BBBQ)のことをいいます。
シェラスコにはビナグレッチ(お酢入りサルサソース)と一緒に食べるのが定番。
お肉をおいしくお酢の酸味でさっぱりと食べられるだけでなく、お酢の作用で脂肪も分解してくれるブラジルが誇る優れもの。

その文化を受け継いで、アサイーとりんご果汁からビネガーを醸造し、スパークリングにしたのです。
これで夏のBBQは決まりですね。

「お肉にはアサイービネガー!」と言われるくらいに成長してほしい商品です。

新商品発表会では、シュラスコとスパークリングを一緒に味わって貰おうとケータリングをお出ししたところ、「お肉に合う!」と大好評でした。


どれも22日から一般の小売店で発売です。