2019年12月26日木曜日

トメアス忘年会

2019年トメアス忘年会 文化協会ホールにて

                                      持寄りで手作りの忘年会ですが毎年大勢集まります

                                                   日本語学校の子供たちの演技


この人達と共に! という願いで20年間やってきました。

「森を作る農業、アグロフォレストリー」を持続させるためには販売力が不可欠です。

かつて私を助けてくれたトメアスのために私にできることは市場開発しかない。
それがフルッタフルッタの存在意義であり原動力です。


長年勤めてくれた駐在員の退職についてご挨拶させてもらった際、たくさんの眼差しの前でしみじみと感じました。

この人達の笑顔を絶やしてはならない。
フルッタフルッタは大きな責任を背負っています。

そのために、販売パートナーの私達が頑張らねばと。
年の瀬にそんな想いを強く持ちました。

アマゾン火災がきっかけとなりアグロフォレストリーによる再生案が急浮上しています。
政府プロジェクトが動き出しており、オリンピックもあります。
来年は飛躍のチャンス!

最期に、H君の長年の地域コミュニティ及び会社への貢献に感謝し、彼の次の人生にエールを送ります。

そしてトメアスの皆様、2019年は大変お疲れさまでした。

来年もよろしくお願いします。

2019年12月26日

2019年12月23日月曜日

Merry Christmas.











BelemにあるNazare(ナザレ)教会のツリー。

Belemはパラー州の首都ですが、
都市名には聖地ベツレヘムの意味があります。










あっという間の1年でした。

「今年はブラジル5回目だよね?」

聞かれた本人がびっくりです。

地球を5周。

来年につながる大きな成果もありました。

2019年も多くの良い出会いがありました。
山あり谷あり、社員や株主、ステークホルダーの皆様にたいへんお世話になり
深く感謝しています。


来年は全力で恩返しができるようがんばります。




Wishing you a Merry Christmas to all of you.


From Belem, Para, Brazil






2019年12月17日火曜日

中村哲さんに捧ぐ

アフガニスタンで大きな貢献をした偉大なお医者さんに深く哀悼の意を捧げます。

ある報道特集で中村さんの言葉を聞きました。

「ここ(現地)では一人の医者よりも水が必要なことに気づいた」
「水さえあれば農業が再開できるようになり貧困がなくなる。貧困さえなくなれば病気が減り、稼ぐために戦争に行く人もいなくなる。1000人の医者以上の効果があるんです」

「病気を治すために来て、水が必要と灌漑に取り組み、最期は気候変動との戦いです」と環境の大切さを説いておられました。

危機的状況が世界中で報告されています。
アフリカ、ジンバブエの水源、ビクトリア滝でも干ばつで極端に減少し700万の飢えとアフリカ南部4500万人の飢餓が心配されているそうです。

気候変動が生み出す貧困の問題は現実であり深刻です。
温室効果ガス排出量の低い国が高い国の倍以上の被害を受けているのも不公平です。
先進国はこの代償をどうすれば払えるのか?

中村さんはお医者さんでありながら、そんな責任を一身に背負っておられたのです。

私はどうしても他人事には思えません。
90年前にアマゾンに渡った日本人も荒れ果てたアマゾンをアグロフォレストリーで森のような畑を蘇らせ、今では1万ヘクタールを超えました。
それをもっと広げるためにも私は先進国の市場開発で貢献しようとしています。

先進国は胃袋で先程の代償を払えると思います。
すなわち、アフガンの農家から農産物を買うことが先進国の貢献なのです。
アグロフォレストリーの導入も良いかもしれません。

中村さんが生前繰り返し言っておられたように、戦争は何も解決しない。
日本は先進国の中で率先してアクションすべき!

環境省と農水省がタッグを組めばできること。
世界から尊敬される国になるためにはこういう新しいアクションが必要だということ、
中村さんが教えてくれました。

私も彼に習ってもっと勇気を持たねばと反省しています。

ご冥福をお祈りします。

2019年12月18日
サンパウロにて