映画の監督は「ホワイト・プラネット」を撮ったフランス人監督ティエリー・ラコベールで、2年の歳月を費やしてアマゾンを撮影したアドベンチャー大作。
1月17日より公開が開始されました。
1月17日より公開が開始されました。
アマゾンの多様な野生生物や昆虫、植物によるダイナミックな映像を通して自然の美しさや厳しさ、生物多様性の大切さを訴える一方、人間に育てられた子ザルがアマゾンに迷い込み、野生の世界でたくましく生きていくという、子どもにもわかり易いストーリー仕立てになっています。
地球環境について考えるきっかけになる教育的な意味合いもあり、お子さんがいらっしゃるご家庭におススメしたい一作です。
公式サイト → 『アマゾン大冒険~世界最大のジャングルを探検しよう!~』
そんな作品の試写会の後で、ちょっと話をする機会を得ました。
映画を見終わって感動しているお客様に、「こんな素晴らしいアマゾンが年々減ってるの知ってますか〜?」といいながら写真を持って紙芝居。
小さな女の子が「うそだ〜」と今にも泣き出しそうな気配・・・
夢を潰すのは可哀想だな、と思いながらも続けました。
こうなってしまうのは僕たちの食生活に関係しているんですよ。
自然は 単一栽培が大嫌い! なんです。
映画の中のアマゾンは色んな植物が生い茂っていたでしょ?
それが「生物多様性」の姿なんですよ。
人間が増えて、自分の住んでいる所だけでは食べ物が足りなくなって、アマゾンでも畑を作らなくならなくなって、そこで単一栽培をするからジャングルが消えちゃう。
でも今、色んな作物を一緒に植える農業がアマゾンに渡った日本人によって開発されて、潰れたアマゾンがどんどん森に還ってきてるんだよ!
ちょっと女の子のこわばった顔が緩みました。
(※この子はブラジルで出会った子です。こんな笑顔だったとイメージしてください)
それが森を作る農業、「アグロフォレストリー」なのです。
全ての作物がこういった農法で作られたなら、世界中の森が蘇るでしょ?
そのために食べる人が少しだけ考えてほしいんです。
これって森に優しい作り方してるかな?と。
みんなが森を想い、食べ物の作り方に興味を持てば、きっとそうなります。
さあ映画館に行きましょう!