ブラジルに着いてからあれよあれよと過ごしているうちにあっという間に出国です。
ベレンでは、私は祭りが過ぎ去った後の到着でしたが、歴史的な出来事がありました。
今年の日本ブラジル国交120周年を記念して秋篠宮ご夫妻がブラジル各都市を歴訪されていますが、なんとベレンにもご訪問されたのです。
当初はトメアスにも行かれるという噂もありましたが、時間の制約上実現されなかったとか。
ぜひとも行ってアグロフォレストリーをご覧いただきたかったところですが。
私が空港に着いたのはちょうどご夫妻がベレンを発たれた後で、空港に迎えに来てくれた駐在員が興奮気味に報告してくれました。
パラ州の日系団体や日本企業との懇談会が催され、フルッタフルッタの代表者として駐在員が殿下との接見をしたところ、殿下が「アサイーは娘達(眞子様、佳子様)から、美容や健康に良い人気のものだということでよく聞いています」と仰られたそうです。
その瞬間の、駐在員が鼻を膨らませた顔を容易に想像できましたが、今やアサイーの名が皇室にも届くようになったのだなぁとしみじみしました。
さらにその後の晩餐会では、殿下のご挨拶の中で「環境に優しい農法としてアグロフォレストリーによって栽培されているアサイーやカカオが日本の市場にも届いており、日本とパラ州をつないでいる」とのご発言もあったそうです。
ご滞在中にCAMTAのジャム製品も召し上がられ、大変気に入ったので持ち帰りたいとのご要望もあったとか。
どの味が気に入られたのか、気になりますね。
アサイー、クプアス、グァバ、マラクジャの4種類がありますが、私のお気に入りはクプアスです。
駐在員が地元紙に出ていた記事を見せてくれました。
これはベレンの旧市街にあるヴェロペーゾ市場のアサイー屋台ですね。
殿下が器に並々と入ったアサイーを興味深げにデジカメで撮影されています。
帰国されたら、お嬢様達に現地のアサイーはこんなだったよ、とお話される様子が目に浮かぶようです。