私もその中のひとり。
世界ランク2位のアイルランドとの試合後のインタビューで、「誰も勝つと思わない中でも自分たちだけが勝利を信じていた」という言葉がとても印象的でした。
おそらく、想像を絶する鍛錬を積み、多くの犠牲を払ったことで生み出される揺るぎない自信が気力の源でしょうか。
フィジカルや個人スキルでは差があっても、その「負けない気力」においては相手チームを超えていました。
プレーにおいても、早いパス回し、二人がかりのタックル、戻りの速さにそれが現れていましたね。
過去の敗戦の歴史からは想像できない躍進です!
彼らがこんなに凄まじい試練を乗り越え、強くなった原動力は何でしょうか?
私は「Purpose」だと思います。
なぜ勝たねばならないのか?
その「目的」に他なりません。
私も若い頃からスポーツをやってきたので、人や社会に勇気を与え、感動を提供することがスポーツマンにとって最大の目的であり、また喜びであることを知っています。
お金や名誉では得ることのできないプライスレスな報酬です。
長年応援してきた帝京大学の卒業生が、7名も選出されたチームなだけに喜びはひとしおです!
私達はスポーツではありませんが、会社というチームです。
地球温暖化に立ち向かい、自然を再生させながら発展する新しい経済システムを作らねばならないという強い「Purpose」を持っています。
たとえ逆境の時であっても、共有する仲間と試練を乗り越え、大逆転を実現させたいと思います。