こんなに没頭したことは過去に記憶ありません。。
この4年間で分断が加速し、自国ファーストを露骨に打ち出したことで尊敬されるはずの国がそうでなくなり、経済優先で環境問題や人道的なことを置き去りにした結果、新型コロナウイルスでは世界最悪の感染状況を作り出してしまいました。
海外からも、世界のリーダーはどこへ行ってしまったかと嘆きの言葉が聞かれていましたね。
そんなやるせない思い、良心や反省が全米で湧き上がり、コロナ渦もあり郵便投票が功を奏し、7400万票というとてつもない力を生み出しました。まさに民意の爆発です。
最終決定ではないものの、バイデン候補の新大統領就任は動かないものと確信します。
結局、アメリカ国民は新大統領に何を求めたのか?
1.尊敬できる人
2.団結
3.新型コロナウイルス対策
4.人種、ジェンダー差別の解消
5.気候変動への取り組み
だったように思います。
アメリカファースト、分断OKという社会を米国民は否定したのです。
これこそがアメリカだと感じました。
自国優先主義を実現させたのも、それを修正したのもすべてアメリカの民意です。
まずは信じたことをやってみる(やらせてみる)、間違えれば修復する。
その民意の原泉が良心であり、アメリカの本当の強さだと思います。
バイデン氏が言うpurposeという言葉にはそんな良心への覚悟を感じます。
私はその一端を機関投資家を通して常に体感しています。 社会のために、改革しようとする事業やそれに取り組む努力に支援する原点はこうした良心ではないかと。
マネーファーストだけでは決してない、奥の深さを感じています。
企業がこれを忘れず、社会の改革に役立つために頑張れと背中を押してくれた、私にとってのアメリカ、そして大統領選挙でした。