フルッタフルッタにとって、積年の願いは「アグロフォレストリー第三者認証」でした。
この度、それがついにブラジル政府の産地認証制度(IG)によって実現しました。
アグロフォレストリー農法で作った生産物であることを証明する認証制度を作ろうと、私達が活動を始めたのは約10年前。JICAにその費用負担を打診し、東京農工大学とACTA(トメアスー文化協会)が事業者として申請してから実に長い月日が経ちました。
この度、ブラジル政府によってついに認可され、持続可能な農業の発展拡大への大きな一歩を踏み出しました。
ブラジルのパラー州政府もこの成果を大きく報道し、メディアも多数取り上げています。
記念すべき出荷第一号は日本向けのカカオ豆で、当社より明治さんに納入する荷物です。
(初出荷を祝うトメアスー市長とCAMTA/ACTAの面々)
この原料で、明治さんは「チョコレートを販売しながら森を蘇らせる」という企業姿勢を見せています。
まさにSDGsの実践企業ですね!
日本向け出荷量は増えており、これに限らず、世界中でサステナブル商品の需要が高まる中、アグロフォレストリー認証カカオが広がることが私達の願いです。
今後はカカオ豆だけでなく、アサイー、アセロラ、マンゴーやクプアスーが様々な商品に原料として使用してもらえるよう働きかけ、世界のメーカーが明治さん同様、サステナブルな商品を供給できる環境を作ることが私達の仕事です。
「誰もが口にする食品で、世の中を変えていく」
長い道のりですが、それが私達の目指す自然資本主義の社会です。