新型コロナウイルスが重症化するメカニズムは、免疫細胞がウイルスと戦うために産生する炎症性サイトカインが「何らかの原因によって」暴走し、制御不能状態「サイトカインストーム」となり、自分の細胞を攻撃するということです。
最近の研究では「サイトカインストーム」が感染症だけでなく、さまざまな病気に関係していることがレポートされています。
人間の体を守るはずの免疫システムがおかしくなってきているのかも知れません。
にもかかわらず、対処療法ばかりに話題が集中して根本原因について議論が盛り上がらないことが不思議でもあり、心配です。
例えばワクチンはとても重要ですが対処療法です。抜本的な原因を見つけて治さなければ、次のウイルスにまたワクチンが必要になり、いたちごっこから脱却できません。
免疫システムが本来の機能と異なる働きをする要因として、私は人の毎日の生活、特に食品との関係があると思っています。
一言で言えば「自然と逆行した食生活のつけ」ではないかと。
ホリスティック・ドクターDr. Sten Ekbergが食品についてこう定義しています。
「食品とは自然の栄養を届けるもの」
このドクターいわく、人の体は免疫システムをはじめ、様々な機能が備えられているが、自然の栄養を摂取、分解して吸収してはじめてシステムを稼働するようにできている。
現代人は体内のシステムをよく理解せず、食品があたかも機能を与えてくれるものと勘違いするがあまり、食品から不必要な化学物質を取り込むことが常態化してしまっています。
加工品だけでなく、生鮮品や畜産品にも肥料や飼料の段階でホルモン剤や化学薬品、遺伝子組換原料の使用が広がっています。ドクターによれば自然界に存在しない化学成分は体内では異物や毒物として認識され、主に肝臓で処理されますが分解されずに蓄積することが多いそうです。
一方で、添加物の多くは企業の大量生産やコストダウン、機能性表示、賞味期限と言った経済目的で使用されるものです。
コロナ禍の各種対策で「経済か命か?」という選択フレーズをよく聞くようになりました。
食品も同じテーマを抱えていると言えます。
企業にとっては「生産性を取るのか 健康を取るのか?」 が迫られています。
フルッタフルッタは創業以来「栄養を壊さずに届ける」というミッションを持っています。
冷凍や冷蔵にこだわり、加工技術にこだわり、クリーンな配合にこだわってきたのは、自然の良質な栄養を「そのまま届ける」ことが使命だと思っているから。
添加物と健康の関係は必ずしも悪だと言い切れませんが、自然の栄養素なら安心です。
私たちの商品は、添加物を使う商品に比べて高価格、賞味期限が短くなり、温度管理が必要になるなど、扱いづらい一面もありますが、健康以上の価値には代えられないと思います。
人にクリーンな栄養を届けるGOOD FOODの供給メーカー、ブランドであり続けたい。
私たちは、同じ思いを持つ食品企業と協力し、食品の正しい姿を追求していきたいと思います。
食品とは自然の栄養を届けるもの。
これも「自然とともに生きる」という私たちの理念につながっています。