6日に誕生日を迎えました。
マラソンで言えば折り返しポイントを過ぎて、後半戦をうまく戦えるか、想い通りのゴールが切れるかどうかを決める正念場というところ。
漠然と「畳の上では死ねない!」と思い描いたこれまでの半生。
いい機会なので思い起こしてみます。
自分>他人
小さい頃から感受性と正義感だけは強く、一方でエリートは大の苦手だった。
偉い人が作る一方的なルールは無性に嫌い=従いたくない。
いわゆる「純粋でへそ曲がり?」なところがありました。
自分らしさやオリジナリティを強く求めて、色んな衝突も。。
親や友達、先生や先輩。。皆さんに迷惑をかけました。
この場をお借りしてお詫びします。
でもそれをエネルギーにしていたといいますか。。そんな20代だったように思います。
佐野元春の「SOMEDAY」。
特に〜手おくれと言われても 口笛で答えていたあの頃〜というフレーズが好きで、
いつも口ずさんでいたなぁ。
反骨まではいかないけど、正しい事なのに世間体を気にしてできない!的な
風潮やベルトコンベヤー型の人生は送りたくないと。
心はあの頃のまま、気がつけば体は55歳に。
自分≦他人
自分の理想に生きてきたつもりが、30代に稲盛さんの利他心に心動かされ、
自分の中にも「人の為に役立つエネルギー」があることに気付きはじめました。
ある事件が人生の転機を作りました。
前職で出張中、アマゾンの財産を盗んだ日本人!と大騒ぎになったのです。
アマゾンのど真ん中でまさに孤立無援状態。
そんな私を救ってくれたのがトメアス日系コミュニティーの人々でした。
何の利益も無いばかりか、私をかばう事は自分たちが糾弾されるリスクが大きいなかで、
ブラジル社会を敵に回して戦ってくれました。
日本人として入植し、80年近い苦闘の末にやっと手に入れた信用を失いかねないにも拘らず。
この異次元体験で今までに無い大きなエネルギーを感じました。
苦労した人こそ優しくなれることも彼らから学びました。
「SOMEDAY」と思い描いた社会に、地球の裏側で出会うとは。。運命かもしれません。
そんな彼らが創り上げたアグロフォレストリーを発展させる会社を創ろう!
・・・と思い立ったが吉日。40歳になっていました。
自分<社会
あれから10年。
がむしゃらに働き、多くの支援者に支えられ、まずはアマゾンフルーツ、アサイーが有名になり、
上場も出来ました。
少しはトメアス社会に恩返しが出来たかと思うのもつかの間、右肩上がりの業績が一転、
市場の減速と原価の高騰で苦戦を強いられています。
しかしこれは成長過程で必ず通る踊り場なので乗り越えるしかないのです。
アグロフォレストリーの中でもアマゾンフルーツのマーケティングは全て市場開拓型のため、
直営店やブランドマーケティングを駆使して自ら市場を創出していきます。
クプアスやピタヤなど、他のフルーツも徐々に手応えを感じるように成長してきました。
一方でカカオが大手チョコレート会社に採用されました。
森を作るアグロフォレストリーの付加価値が一般商品で認められたことは大きな成果です。
今後この分野を大きく発展させたいと思います。
自分から離れ、他人、そして社会に働きかけていく事は、
それだけ厳しい競争や批判にもさらされなければならないという事を実感しています。
ましてや社会の公器としての責任があります。
ここからの10年は理想と現実のギャップを埋める大切な時間。
世界中にアグロフォレストリー商品が広がる日まで、後半戦の挑戦です。
2016年7月13日水曜日
2016年5月23日月曜日
アサイーエナジー10周年
本日、5月23日はアサイーエナジーの誕生10周年です。
砂糖や香料でごまかさない生ジュースをどこでも便利に買えるように、真の「天然のサプリメント」をコンセプトにデビューしたのが2006年。
キャップ付きのボトルに入った、現在でも再販はないのかと問い合わせがくるほど伝説の商品です。
フレッシュさや風味、そして一般的に熱に弱いとされるビタミンが壊れないように加熱しすぎない殺菌にこだわり、通電させて殺菌する「ジュール殺菌」という技術を飲料業界で初めて採用し、無理を言って委託工場に導入してもらいました。
フルッタはジュースバーから始った会社なので企画やマーケティングは自分たちで行いますが、このジュースが誕生したのはフルッタに賛同してくれた当時の工場の皆さんの協力があってこそ実現したものです。
私たちが10周年を迎えられるのはこの方々の協力のお陰です。
本当にありがとうございました。
デビュー以来、当商品は生ジュースと変わらぬ品質が評価され、300円という値段にも関わらずじわじわとファンを広げていきました。
値段は高いものの直営のジュースバーよりかはお得な値段であることや、わざわざお店に行かなくてもスーパーやコンビニで購入できるというメリット、一般的な商品とは中味と濃さが違う生ジュース品質であることを謳いました。
当時飲料は120円~150円でも割高だった時代でしたが、突然300円にもなる商品が誕生したのは業界の中ではとても挑戦的なことでした。
一方で当商品は流通に耐えられる最低限の殺菌しか施してないので冷凍保存が必須であり、倉庫から出荷する時点で解凍をしはじめ、店頭では冷蔵販売という面倒くさい工程が必要でした。
この手法は業界ではフローズンチルド物流と呼ばれ、和洋菓子の分野では一般的でした。
飲料ではおそらく当社が初めてで、画期的なもとのして扱われました。
殺菌方法も変わりましたが、冷蔵品質、砂糖・香料・着色料・保存料不使用の考え方は今でも継続して貫いています。
このカートカンの工場は当時冷蔵商品は扱っておらず、私たちが理想とするフレッシュジュース品質に近づけてもらうために徹夜の連続で会議やテストを行ったのを昨日のことのように覚えています。
テスト製造の際に夜通しで工場側と折衝する当時の開発、業務のメンバーに「できるまで帰ってくるな!」とゲキを飛ばすなど、フルッタ品質を守るための凄まじい奮闘もありました。
皆の努力の甲斐もあってカートカンの商品が完成したお陰で量産できるようになり、価格も下げる事ができました。
あの当時の商品化に対する情熱は今の苦労とはまた違った、はかり知れないパワーがありました。
工場の皆様の共感と尽力に感謝したく思います。
しかし、何よりもお客様のご支持があってこそ10年間愛飲されてきたのだと思います。
お客様の健康をしっかりとサポートできる程の原料を使用して良い商品を作り続けること。
ごまかさず、当たり前の事を当たり前にするブランド、それがフルッタフルッタです。
カートカンの次はどのように発展していくのでしょうか。
よりフレッシュに、より本物に近づくための企画が進行しています。
未来のフルッタフルッタにご期待下さい。
2016年4月25日月曜日
最後に残るのはブランド
先日、知人との会話の中でハッとさせられたことがありました。
その方は以前省庁が主催するシンポジウムでパネラーを務めた時にご一緒した方で、
仕事を離れて飲みましょう!ということで一席設けました。
そこで突然、
「フルッタフルッタさんは変わらないのがいいですよね。
ほら、アサイードリンクの容器がカートカンを使用していて、それをずっと続けている。
容器を見ていつも関心するんです。」
と言われ、CSR関係のお仕事をされているので着眼点がさすがだと思いましたが、
そうやって評価してくれる人もいることに気づかされました。
カートカンとは、日本の林業衰退を食い止めようと国産の間伐材を30%以上使用した
エコ型紙製飲料缶です。
木を切って林業を振興するとは矛盾を感じるようですが、間伐を促進することで森に光が入り、
間伐材の利益も得られて健康的な森が保たれるという好循環を生み出します。
フルッタフルッタでは2010年にカートカンの利用を始めました。
当時はまだ使用メーカーが少なく、飲料売場でもなかなか見られない容器でした。
あったとしてもリーズナブルな飲料で使われている例が主で、
小売のバイヤーからも250円以上もする商品には適当ではない容器と評価されていました。
ですが、従来のキャップ付きボトルでは300円もしていた商品が、
カートカンに替えることでコストダウンを実現。
それまで導入を踏みとどまっていた小売店から発注をもらえるようになるなど、
徐々に拡販が進んでいきました。
ちょうどアサイーの知名度も上昇傾向にあった時期でもあり、
導入店が増えるにつれ店頭でのカートカン率も伸びていきました。
容器メーカーの中では、不採算事業だったそうですが、
次第に製造数も他社からの採用も増えて工場のラインはフル稼働。
アサイーの製造が危ぶまれるシーンすらありました。
カートカンは一気に売れっ子容器に成長し、
当時の担当営業の方が社長賞を受賞したというエピソードもある程です。
そんなカートカンにまつわる出来事を思い出しながら、
自分達が知らぬ間に忘れかけていた大事なことに気づかされました。
なぜ我々はカートカンを採用し、使い続けるのか?
それは、フルッタフルッタの企業理念が「自然とともに生きる」だからです。
アグロフォレストリーで栽培されたアサイーや他フルーツを一部使用し、
原料と容器の両方で森の再生を手伝っています。
自分達の経済活動が自然と共存できる手法であること。
私の理想とするグリーンエコノミーの世界観です。
もっとスマートで便利な容器は幾らもあれど、森と繋がる容器はこれしかない。
移り変わる流行よりも自分たちの不変の信念を大切にしたい。
それがフルッタフルッタの本当のブランド価値なのだと思います。
私達の取組みをどこかで見てくれている人がいることを知り、勇気が湧きました。
ブランドとは、消費者がその価値を共有したいと思うものでなければなりません。
フルッタ商品を愛用する事でサスティナブルなサードプレイスを感じる事が出来る。
私は、フルッタフルッタをそんなブランドに育てていきたいです。
その方は以前省庁が主催するシンポジウムでパネラーを務めた時にご一緒した方で、
仕事を離れて飲みましょう!ということで一席設けました。
そこで突然、
「フルッタフルッタさんは変わらないのがいいですよね。
ほら、アサイードリンクの容器がカートカンを使用していて、それをずっと続けている。
容器を見ていつも関心するんです。」
と言われ、CSR関係のお仕事をされているので着眼点がさすがだと思いましたが、
そうやって評価してくれる人もいることに気づかされました。
カートカンとは、日本の林業衰退を食い止めようと国産の間伐材を30%以上使用した
エコ型紙製飲料缶です。
木を切って林業を振興するとは矛盾を感じるようですが、間伐を促進することで森に光が入り、
間伐材の利益も得られて健康的な森が保たれるという好循環を生み出します。
フルッタフルッタでは2010年にカートカンの利用を始めました。
当時はまだ使用メーカーが少なく、飲料売場でもなかなか見られない容器でした。
あったとしてもリーズナブルな飲料で使われている例が主で、
小売のバイヤーからも250円以上もする商品には適当ではない容器と評価されていました。
ですが、従来のキャップ付きボトルでは300円もしていた商品が、
カートカンに替えることでコストダウンを実現。
それまで導入を踏みとどまっていた小売店から発注をもらえるようになるなど、
徐々に拡販が進んでいきました。
ちょうどアサイーの知名度も上昇傾向にあった時期でもあり、
導入店が増えるにつれ店頭でのカートカン率も伸びていきました。
容器メーカーの中では、不採算事業だったそうですが、
次第に製造数も他社からの採用も増えて工場のラインはフル稼働。
アサイーの製造が危ぶまれるシーンすらありました。
カートカンは一気に売れっ子容器に成長し、
当時の担当営業の方が社長賞を受賞したというエピソードもある程です。
そんなカートカンにまつわる出来事を思い出しながら、
自分達が知らぬ間に忘れかけていた大事なことに気づかされました。
なぜ我々はカートカンを採用し、使い続けるのか?
それは、フルッタフルッタの企業理念が「自然とともに生きる」だからです。
アグロフォレストリーで栽培されたアサイーや他フルーツを一部使用し、
原料と容器の両方で森の再生を手伝っています。
自分達の経済活動が自然と共存できる手法であること。
私の理想とするグリーンエコノミーの世界観です。
もっとスマートで便利な容器は幾らもあれど、森と繋がる容器はこれしかない。
移り変わる流行よりも自分たちの不変の信念を大切にしたい。
それがフルッタフルッタの本当のブランド価値なのだと思います。
私達の取組みをどこかで見てくれている人がいることを知り、勇気が湧きました。
ブランドとは、消費者がその価値を共有したいと思うものでなければなりません。
フルッタ商品を愛用する事でサスティナブルなサードプレイスを感じる事が出来る。
私は、フルッタフルッタをそんなブランドに育てていきたいです。
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