3月2日に増資リリースを発表しました。
株主総会、株主様セミナーを通して、3月末の債務超過を解消させる決意をご説明してまいりましたが、これが具体的な資本政策となります。
A種種類株式並びに第8回及び第9回新株予約権の発行(債務超過解消に向けた取組み)
少し複雑なのでわかりやすく説明すると、
1.債務を減らしDESで約5億の資本強化(債権者の異動に関するお知らせ)
2.種類株発行による約7億の資本強化(上場企業株式による払込)
既に実施中の予約権行使による資本調達も加えて3月末の債務超過を解消させる計画です。
このスキームが組めたのは、米国人投資家でありEVO FUND代表のマイケル・ラーチ氏との運命的出会いがあったからに他なりません。
投資家をどういう理由で選んだのですか?とよく聞かれます。
答えはシンプルです。
信頼できる人が率いるファンドだから。
ではなぜ信頼できるのか。
それは彼の投資哲学です。
そしてそれを共有する優秀なスタッフ達への信頼です。
彼の投資哲学は「投資先と投資家が共にハッピーになること」です。
「社会に価値のある上場企業に対して、例え難しくても、苦境を打破するために知恵を絞って支援することが先決であり、リターンはその後に追求する」という信条です。
口で言うのは簡単だし、最初は耳を疑いました。しかし彼は一貫してその哲学を行動で証明し、予約権、DES、種類株を組み合わせた先進的なスキームを考案したのです。
また個人的にこんな話をしてくれました。
「米国から見ても日本はIPO(上場)のハードルがとても高い。
大変な努力をして上場しても、一度業績が悪くなれば手の平を返され、救済が少ないのが現実。私はそんな日本の経営者の努力を尊重し、投資家として協力したい。」
「マネーゲームはしない」「自分の能力とエネルギーを投資先に捧げる」
そんな彼を信頼し、また人としても尊敬しています。