2012年6月9日土曜日

リオサミット+20

いよいよリオサミット+20に参加のため12日にブラジルに向け出発します。

フルッタフルッタは日本パビリオンの農水省ブースに出展し、私は18日と22日にセミナー講演を行います。 日本の食品会社としては味の素さんも講演されます。

ところで皆さんリオサミットはご存知ですか?

1992年、リオで開催された国連主催のサミットが初めて世界に元首を一同に集めて、地球温暖化や生物多様性といった環境問題の論議をスタートさせました。その後、京都議定書が締結され、批准国に初めて温暖化ガスの制約義務が課せられ、排出権取引などが生まれました。 

それから20年後の節目の年に、再度リオに世界各国から約5万人が集まって、今までのレビューと今後、人類は地球環境とどう向き合っていくのかを話し合う、世界最大の環境国際会議がリオサミット+20なのです。

開催に先立ち、国連は「貧困の撲滅を文脈としたグリーンエコノミーの推進」を提唱しました。

グリーンエコノミーって何でしょうか?

それは産業資本主義が自然の資源(自然資本)は無料で、使い放題という前提で突き進んだ為に、経済は発展したものの、自然環境が失われてしまったことを反省し、だから経済活動をやめようではなくて、これからは、自然資本を減らさないような、むしろ自然の生産性を上げるようなグリーン経済で発展できる持続社会を構築しましょう、という「概念」だと解釈しています。

私は10年前、フルッタを設立した時から、アグロフォレストリーをリオサミットで紹介するということを目標にしてきました。当時はまだ、グリーンエコノミーという発想や言葉はなかったけれど、経済の力で森を再生するアグロフォレストリーは、環境と経済が共存する解決策になるという信念から、国連のサミットで世界にその素晴らしさを伝えることが大切だと考えたのです。

いま柄にもなく緊張してます。
まだまだ道半ばですが、いきなり大舞台がやってきた感じです。


メディアの関心も予想以上に高く、沢山の取材を受けました。
来週早々にもNHKやフジテレビのニュース、朝日新聞記事でも紹介されるようです。

なぜこんなに関心が高まったかというと・・グリーンエコノミーの実践企業がまだ少ないからだと
思います。




アグロフォレストリービジネスが取り上げられ、普及が進むことは私にとってこの上もない喜びだと同時に、ずっしりと責任を感じています。

トメアスの移住者が80年かけて生み出したアグロフォレストリーが世界から評価されるチャンスですから、頑張らなければなりませんね。

是非応援よろしくお願いします。
アグロフォレストリーは弊社サイトでビデオが見れますので是非ご覧下さいね。

http://www.frutafruta.com/agroforestory/index.html