久しぶりにジュースの国内生産工場を訪問しました。
いい機会なのでアサイーエナジーの生産について解説してみようと思います。
まずはアサイー原料から。
170KGの冷凍ドラムを使用しています。
約45日かけてアマゾンから冷凍コンテナで輸入されます。
外側に生産者のCAMTAロゴマークが誇らしげに見えます。
オーガニックJASマークも印刷されていますね。
「PRODUCT OF AMAZONIA」 アマゾン産です!
アサイーは劣化が早いため、収穫後24時間以内に搾汁しなければなりません。
実は、この「24時間以内」が守られていない工場が多く、当然品質が悪化
してしまいます。
そのため、酸を加えると赤く変色する性質を利用して、クエン酸で色を赤っぽく
調整したり、シロップやフレーバーで、味をごまかす原料が多く流通しています。
したがって、赤みが鮮やかで、酸味がつよいものは要注意です。
CAMTAでは保存料など余分なものは使用せず、採れたてのアサイーを
調整せずにストレートで生産しているからブラジルでも信頼のブランドです。
色は赤というよりは濃い紫、あるいは茶褐色が本来の色調です。
また、アサイーにはブラジル農務省規格があり、濃度でグレードが違います。
あまり知られていませんが、アサイーファンには必見ですよ!
グロッソ(Grosso)が最高品質ですが、フルッタはこのグレードのみを輸入します。
外国のアサイーは一般的に低グレードのメージョ(medio)ですから、比較
すると、濃さが違いますよ。
最近、外国帰りの消費者から、特にアサイーボウルの濃さの違いを指摘する声が
多く寄せられるのはこれが原因なのです。
アサイーも見た目だけではわからない、違いをご理解いただけたでしょうか?
さて、そんなこだわり品質のアサイードラムが冷凍のままクラッシュされて
ミキサーに投入されるところから生産が始まります。
続きをおたのしみに。