2012年8月29日水曜日

アサイーエナジー生産風景1. ドラム編

久しぶりにジュースの国内生産工場を訪問しました。

いい機会なのでアサイーエナジーの生産について解説してみようと思います。

まずはアサイー原料から。
170KGの冷凍ドラムを使用しています。

約45日かけてアマゾンから冷凍コンテナで輸入されます。

外側に生産者のCAMTAロゴマークが誇らしげに見えます。
オーガニックJASマークも印刷されていますね。


「PRODUCT OF AMAZONIA」 アマゾン産です!




 アサイーは劣化が早いため、収穫後24時間以内に搾汁しなければなりません。
実は、この「24時間以内」が守られていない工場が多く、当然品質が悪化
してしまいます。

そのため、酸を加えると赤く変色する性質を利用して、クエン酸で色を赤っぽく
調整したり、シロップやフレーバーで、味をごまかす原料が多く流通しています。
したがって、赤みが鮮やかで、酸味がつよいものは要注意です。

CAMTAでは保存料など余分なものは使用せず、採れたてのアサイーを
調整せずにストレートで生産しているからブラジルでも信頼のブランドです。
色は赤というよりは濃い紫、あるいは茶褐色が本来の色調です。

また、アサイーにはブラジル農務省規格があり、濃度でグレードが違います。
あまり知られていませんが、アサイーファンには必見ですよ!




グロッソ(Grosso)が最高品質ですが、フルッタはこのグレードのみを輸入します。

外国のアサイーは一般的に低グレードのメージョ(medio)ですから、比較
すると、濃さが違いますよ。

最近、外国帰りの消費者から、特にアサイーボウルの濃さの違いを指摘する声が
多く寄せられるのはこれが原因なのです。

アサイーも見た目だけではわからない、違いをご理解いただけたでしょうか?

さて、そんなこだわり品質のアサイードラムが冷凍のままクラッシュされて
ミキサーに投入されるところから生産が始まります。

続きをおたのしみに。